【札幌市西区】発寒「寿みそ」札幌工場が9月末で稼働を終了。解体後、売却の予定
札幌市西区発寒、JR線路沿いにある日本清酒株式会社 寿みそ札幌工場が、2021年9月末をもって稼働を終了していたことが報道によりわかりました。
「寿みそ」のブランドサイトは9月30日をもって閉鎖しています。
→ ことぶきみそ公式サイト
日本清酒公式オンラインショップでも「9月20日をもって販売を終了いたしました」とSOLDOUT表示になっています。
日本清酒のホームページやことぶきみそ公式サイトにも工場稼働終了や販売終了の理由などは一切書かれていません。
「寿みそ」といえば、「みそ~子さん、ハイ♪みそ~子さん♪こっとぶきっみそ~子さん♪」のCMで道産子にはお馴染みでしたね。
寿みそ子さんのキャラクターは、水森亜土さんのデザインだそうです!
「袋に入った寿みそ、使ってた~!懐かしい!」という方も多いのではないでしょうか?
寿みそ札幌工場(寿みそ醸造所)は、昭和37年に建てられたそうなので建築から69年。
確かに古さが目立つ建物でした。
2012年4月には工場で爆発事故があり、怪我人や建物の倒壊などはありませんでしたが一時は周辺住民が避難する騒ぎがありました。
その際にも「工場があるのは知っていたけど、廃墟だと思っていた」という住民がいたほどです。(昼間は煙突から煙?蒸気がでているので工場稼働中だとわかりますが、朝晩通りがかるくらいならわからなかったかもしれませんね)
報道では、日本清酒は味噌の醸造を、岩田醸造(本社:札幌市)に委託して「寿みそ」のブランドは残すということです。
岩田醸造といえば、「紅一点」味噌。
「紅一点♪紅一点♪香り満点、紅一点♪」のCMでおなじみですね。
実家へ電車で向かうとき見える建物
カッコいい!
寿みそ過日撮影#有名じゃないけどカッコいい建物 pic.twitter.com/o2HY0cRcas
— kitakaze (@inthecitynight) June 29, 2020
寿みそ札幌工場の建物は、解体後売却される予定だとのことです。
建物正面からもレトロで格好いい雰囲気ですが、工場の裏側も錆びた感じがいい雰囲気です。
レトロ建築や建物写真を撮るカメラマン・カメラ好きの方には隠れた人気があるそうですが、この建物を撮影できるのも、タイムリミットが迫っているかもしれません。
JR琴似~発寒中央までの線路沿いは、昭和初期頃から近年まで、食品工場(三角山放送局の赤れんがは旧日本食品製造合資会社の一部)や工業試験場(現在のサッポロ珈琲館)があり、寿みそ札幌工場や日本酒精の工場が当時の面影を残していました。
車で通りがかったり、電車からいつも見えていた変わらない景色も、少しずつ変わっていってしまいますね。
寿みそ札幌工場の場所はこちら