【札幌市西区手稲区】札幌市内の複数宅に「還付金がある」などの詐欺の予兆電話がかかってきています。ご注意ください。
北海道警察によりますと、2021年3月23日現在、札幌市内の複数のお宅に区役所職員などをかたり、「還付金がある」「銀行で手続きしてください」などと言われ、入金手続きのためATMに誘導される予兆電話がかかってきているとのことです。
(続き)3月22日にも札幌市中央区で、同様の手口により約100万円がだまし取られています。ATMでお金は返ってきません。札幌市にお住いのご家族、ご友人等には「至急、リツイートや添付のデータを転送」するなど、情報をお伝えください!あなたの協力が大切な方の財産を守ります!
— 北海道警察防犯情報発信室 (@HP_seian) March 23, 2021
通常、還付金・払戻金などがある場合、手続きが必要で銀行ATMを操作しただけでは、お金は戻ってきません。
お金が絡むような手続きを急がせる電話は、ほぼ詐欺とみて間違いありません。
銀行に行くように促される、キャッシュカードの番号や暗証番号を聞かれる、おいしい話を持ち掛けて金銭を要求されたりした場合は、一人で悩まず、家族や警察に相談してください。(相談ダイヤル #9110 ←固定電話・携帯電話から、電話機の「#」の後に9110を押すだけで、110番通報するほどではない緊急性のある事件事故ではない相談ができます)
札幌市西区では、3月14日に西野の高齢者宅に「北洋銀行」を名乗る男から電話があり、「預金通帳の変更があります。北洋銀行宮の沢支店の裏口まで通帳を持ってきて下さい。」などと要求する、詐欺の予兆電話もかかってきています。(情報元:ほくとくん防犯メール)
こういった詐欺の予兆電話と思われる迷惑電話は、どんどん巧妙化してきており「うちの親は(おばあちゃんは)まだ頭がしっかりしているから大丈夫。」と思っていても、詐欺師の巧妙な話や手口に乗せられてしまう心配は大いにあります。
詐欺電話、迷惑電話は、携帯電話にではなく、ご自宅の固定電話にかかってきています。
普段スマホや携帯電話を活用されている方なら、自宅宛の電話を使う頻度、かかってくる頻度も少なくなっていることでしょうし、ナンバーディスプレイなどを活用して知らない番号からの電話はセールスなどを警戒して出ないという方も多いと思います。
固定電話を活用している人=高齢者を狙ってきています。
高齢者だけの世帯、高齢者の一人暮らし、若い家族は仕事や学校に出ていて日中は高齢者だけで留守番している家庭が狙われているのです。
日中、ご高齢の家族のみが留守番しているお宅や、離れて暮らすご高齢のご両親・おじいちゃんおばあちゃんには、迷惑電話防止機能付きの電話機の設置がおすすめです。
留守番電話設定にしていなくても、登録した電話番号以外から着信があると「振り込め詐欺対策モードになっています。」などとアナウンスが流れ。、氏名を名乗るよう促し、その後録音機能が作動します。 pic.twitter.com/SawQEMHRM0
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) March 27, 2018
迷惑電話防止機能の詳細は
動画をチェック⬇️https://t.co/HsV6wvx6ev— Panasonic Japan公式 (@Panasonic_cp) March 19, 2019
迷惑電話防止機能付きの電話機は、家電量販店や、オンライン通販などで購入できます。
電話機自体の機能はシンプルなもので充分であれば、比較的手ごろな価格です。
こういう電話機で対策をしたり、知らない人からの電話は出ない、すぐに電話を切って家族に相談するようにしましょう。
また「こういう詐欺があるんだよ」と日ごろから家族で話し合っておくことも大事です。
大切な財産を守るために、大切な方が被害に遭わないために、家族や地域みんなで情報を共有して防犯対策をしていきましょう。