【札幌市】カンピロバクターによる食中毒にご注意ください
札幌市保健所によりますと、2020年10月に入り「カンピロバクター」という細菌による食中毒が、市内の飲食店で5件発生しているとのことで、注意を呼び掛けています。
10月15日には、北区と中央区の2店舗から鶏レバー料理を食べた客、男女合わせて15人が下痢や腹痛の症状を訴え、その後の調べで「カンピロバクター」という食中毒を引き起こす細菌が検出されたとのことです。
→ 札幌市ホームページ「細菌性食中毒」
カンピロバクターは十分に加熱をすれば死滅する細菌で、加熱が不十分だったのが原因とみられています。
おもな症状は下痢や腹痛ですが、発熱を伴うこともあります。
まれに感染してから数週間後に「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があるそうです。
ギランバレー症候群は、手足や顔面のマヒ、呼吸困難などを起こす病気で、女優の故大原麗子さんや、ほくでんCMの芳根京子さん(現在は完治)が患っていたことでも知られる難病です。
半生のお肉や生肉って美味しいですよね・・
しかし「生食用」の肉ではない限り、加熱が十分ではないお肉を食べると、このカンピロバクターによる食中毒を引き起こす可能性があります。
飲食店では、生食用の肉以外は、加熱が不十分な肉は食べないように心がけましょう。
ご自宅での予防は、お肉を調理した器具は洗剤で良く洗う、焼き肉や、すき焼きなどの鍋料理の際に、生肉の取り箸と食べる箸は分けるようにしたほうがよいそうです。
新型コロナウイルスの影響で、体調不良があると申告しなくちゃいけなかったり、医療機関も受診しにくかったり、なにかと大変ですよね。
カンピロバクターによる食中毒は、発熱も伴うため、札幌市保健所には新型コロナウイルスを疑っての問い合わせもあったということです。
Go To イートやGo To トラベル、フードデリバリーなどで外食やデリバリーの機会も、少しずつ以前に戻りつつあるかと思いますが、お店側も利用する私たちも、食の安心安全に気を付けていきたいですね。