【札幌市手稲区】「還付金がある」キャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺事件が発生しています
手稲警察署によりますと、2020年9月21日、手稲区の高齢者宅に金融機関の職員を名乗る男から「還付金がある。しかし、令和になりキャッシュカードが使えなくなっているため、これからキャッシュカードを取りに行く。」という電話があり、キャッシュカードや預金通帳をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したとのことです。(情報元:ほくとくん防犯メール)
「掛け子」と呼ばれる、電話をかけて騙す役が、言葉巧みに、高齢者を騙して自宅住所を聞き出し、「受け子」が金融機関の職員を名乗って高齢者宅を訪問し、キャッシュカード2枚と預金通帳1通をだまし取る・・というのが今回の手口です。
このような詐欺を「特殊詐欺」「劇場型詐欺」と呼ばれます。
少し前までは、このような詐欺を全て「オレオレ詐欺」と呼んでいましたね。
オレオレ詐欺だけじゃなく、手口も巧妙化しており、「自分は大丈夫」「うちのおばあちゃん(おじいちゃん)は、頭がしっかりしているから大丈夫!」と思っている方でも、詐欺師の手口のほうが上手で、騙されてしまう・・というのが多くなっています。
手稲警察署では「警察官や金融機関の職員などを装って『キャッシュカードを取りに行く』という電話は詐欺ですので、同様の電話がありましたら直ちに110番通報してください。」と呼びかけています。
この手の特殊詐欺は固定電話にかかってくるのがほとんどで、迷惑電話防止機能付きの電話機が被害防止に有効だとのことです。
(続き)犯人からの電話はほとんどが固定電話にかかってきますので、固定電話に防犯対策をすることが被害防止に有効です。9月21日は「敬老の日」です。大切なご家族を詐欺の被害から守るため、この機会に迷惑電話防止機能付き電話機をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。 #北海道警察 pic.twitter.com/fWkAx4EwpU
— 北海道警察防犯情報発信室 (@HP_seian) September 14, 2020
迷惑電話防止機能付電話機は、家電量販店やネット通販などで、わりとお手頃価格で販売されています。
まだ、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんのお宅が、迷惑電話防止機能付電話機じゃないという方は、是非、敬老の日のプレゼントにいかがでしょうか?