【札幌市】北区、麻生駅周辺に亜麻の花が綺麗に咲いています
札幌市北区、地下鉄麻生駅周辺で、2020年6月22日現在、亜麻の花が綺麗に咲いています。
亜麻といえば「亜麻色の長い髪を・・」と、昭和の歌謡曲(平成にもカバーされましたね)が浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
亜麻の繊維は、高級麻生地「リネン」の原材料で、麻生は日本の亜麻産業発祥の地です。
明治初期に、北海道の開拓に開拓使が入った際に、寒冷地は亜麻の栽培に適しているということで北海道の各地で栽培されるようになりました。
麻生の以前の地名は琴似町新琴似番外地で、ここに帝国製麻琴似亜麻工場がありました。
(西区琴似と同じ琴似町だったんですね!)
戦後、化学繊維が普及したことで亜麻の需要は減り、昭和32年に亜麻工場は閉鎖されました。
その跡地を住宅地にする際の住所の地名に、亜麻工場があったこと、日本の亜麻産業が生まれた場所という意味で「麻生」(あさぶ→よく「あざぶ」と間違える人がいますが正式には「あさぶ」です。地下鉄のアナウンスをよく聞かれている方はご存知ですね。)と名付けられました。
現在は、地名の由来となった亜麻の花を、麻生・新琴似地区から亜麻の生産量全国一の当別町までを亜麻の花で飾ろうという「亜麻でつなげるまちづくり事業」を札幌市北区が行っています。
麻生・新琴似地区では町内会やマンション管理組合の協力で、新琴似駅前ロータリーから琴似栄町通にかけて街路樹の花壇などに亜麻の花が植えられています。
亜麻の花は、朝方から咲き、夕方にはしぼんでしまいますが、7月中頃まで水色の可愛らしい花を咲かせてくれます。
麻生駅は、札幌市西区手稲区のお隣の区になりますが、西区手稲区から通勤通学の中継駅としてバスで麻生へ、JRで新琴似駅から麻生駅で乗り換えて移動する西区手稲区民やお買い物で麻生方面に行かれる方も多いことと思います。
昼間、道路わきなどで風に揺れる青い花を見かけたら「亜麻の花だな」と見てみてください。
亜麻の花を見かけたのはこのあたり
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