【札幌市】東区の病院で市内9つめのクラスター(院内感染)が発生しています
緊急事態宣言が5月25日に解除された札幌ですが、一桁台とはいえ新型コロナウイルスの新たな感染者は毎日発表されている状況が続いています。
5月27日は、札幌で新たに5人の方の感染がわかり、1人の方(100歳代女性)がお亡くなりになりました。
感染がわかった5人のうち、1人は10歳未満の小学生の男児です。
(26日に感染がわかった幼稚園児、30代男性、5月5日に感染がわかった60代男性、4月27日に感染がわかった60代女性の同居家族)
5月24日、東区の勤医協中央病院で医師や看護師を含む集団感染がわかり、26日までに感染者は12人となり、札幌市ではこの集団感染を新たなクラスターと認定しました。
26日に速報でお伝えした同職員の方の感染も、勤医協中央病院に勤務する看護師の方のご家族です。
当協会の勤医協中央病院での新型コロナウイルス感染でご心配をおかけしています。
勤医協中央病院の診療体制について連絡します。
予約外来:通常通り診療します。
紹介外来、休日・時間外:休止しています。
人工透析・化学療法・放射線治療:通常通り診療します。ご理解とご協力をお願いします。
— 勤医協札幌病院(公式)HPH (@satubyo) May 24, 2020
感染症予防に、誰よりも、どこよりも気を付けている医師や看護師の方でもかかりうる新型コロナウイルス・・。
第一線で日々尽力いただいている医療関係者の皆さんは、感染の危険と隣り合わせで戦ってくださっている、ということですよね。
Twitterなどでは、札幌市内では新型コロナウイルスかの判断に迷う発熱や体調不良の場合、診察を受け入れてくれる病院が無い、いくつもの病院をたらいまわしになっているという状況で、勤医協中央病院は、そういう患者さんの外来も引き受けてくれていたということで、感謝と、救急などの受け入れをしてくれる病院が減るのではないかという心配の声がありました。
感染した方々の一日も早い回復をお祈りしております。
新型コロナウイルス感染拡大以降、風邪かコロナなのか迷う事例の診察や、検査をしてもらえないということが全国的に起こっていますが、札幌でも同様の状況です。
Twitterでは、札幌市内の一人暮らしの学生さんが、熱があって体調が悪く苦しいが、どこも病院で診てもらえない、どうしたらよいかというツイートに多くの人が、助言やリツイートをし、無事、手稲区の医療機関で診察をしてもらえ、陰性だったということがありました。
この時期、日中暖かくても朝晩冷え込むこともあります。
薄着で出かけて帰りに寒かった、寝冷えしてしまったということがあっても、うっかり風邪もひけないですね。
そういった意味でも引き続きの、マスクや手洗いといった感染症予防、毎日の検温などの体調管理は、風邪をひいても、こじらせないうちに早めに対処できます。
引き続き、体調管理、感染症予防対策に留意し、急な寒さや雨に気を付けてお過ごしください。