【札幌市手稲区】金山地区、北海道新幹線のトンネル工事で出る要対策土受け入れって何?

北海道新幹線 手稲区金山

画像はイメージです

2019年12月11日夕方のニュース報道によると、手稲区の住民団体が札幌市役所を訪れ、北海道新幹線の札樽トンネル工事で出る要対策土の受け入れに反対する10500人以上の署名を提出したとのことです。

【札幌市手稲区】北海道新幹線、札樽トンネル工事が西宮の沢ではじまりました。2019年8月29日

北海道新幹線の札樽トンネル工事が2019年8月29日に開始したのを以前お伝えしましたが、その掘削で出る土が自然由来の鉛、ヒ素などの重金属を含む「要対策土」で、その要対策土の受け入れ候補地に厚別区山本と手稲区金山が7月に候補地となり、11月には住民説明会が行われました。

※要対策土(ようたいさくど)
自然由来の重金属などを含む土は国内の多くに分布し、建設工事の際にヒ素などの流出の恐れがあります。
土壌汚染対策法の基準値を超えるものは「要対策土」として対策する必要があり、仮置き場を一時的に設置し、後で土や舗装で覆ったりなどの対策がとられます。

金山地区では夏に事前調査に向けた説明会が開かれ、その際にも予定地の近くに浄水場があることなどから、住民から反対や心配の声があがりました。
11月の説明会でも、多くの反対の声が上がる様子がニュース報道されました。

反対側の函館方面の要対策土の受け入れ地も決まるまで時間がかかり、先日4カ月遅れで開始しました。

北海道新幹線の延伸は、便利になることも多いでしょうけど、住民に不安の声があるのならば、しっかりと説明や対策を講じて欲しいですね。
また、ニュースを見た人やTwitterでは「金山の住民だけれどもこの問題を知らない」「住民説明会があったのも知らない」という声も見られます。

本日報道された10500名分の署名も道内外の方合わせて10500人以上。
そのうち金山の住民はどれだけ含まれているのでしょうか?
浄水場の水や大気、子どもたちを含む地域住民の健康被害がどれくらいあるのか、金山からどれくらいの範囲に及ぶのか、しっかりとした説明や報道が望まれます。

↓ 手稲区金山地区はこのあたり

(なな)

なな

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