【札幌市西区手稲区】2020年東京オリンピック、マラソンと競歩の会場が札幌に!?2019年10月17日
2019年10月16日夜、札幌市西区手稲区民・札幌市民には驚きのニュースが飛び込んできました。
IOC(国際オリンピック委員会)が、2020年東京オリンピックのマラソン・競歩の会場を、札幌に変更する検討に入ったと発表されました。
それに伴い、札幌市長も報道の囲み取材に歓迎の意を表し、北海道知事も協力するとTwitterでツイートされました。
昨日、東京2020オリンピックのマラソン・競歩について、札幌への会場変更を提案することが、IOCから発表されました。
このことは、選手の皆さんが、最大限のパフォーマンスを発揮できることを考えた上で、夏でも冷涼な気候である札幌市が候補とされたものと受け止めています。(続)— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) October 17, 2019
本日、札幌市からも協力要請をいただいており、道としては、どのような結論となっても対応できるよう、速やかに札幌市と連携を取り、東京2020オリンピック成功に向けて、万全の体制で臨んでまいります。https://t.co/QHjjTyrltf
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) October 17, 2019
今月末の調整委員会から具体的な話し合いに入るということで、まだ札幌に決まったわけではありませんが、オリンピックの花形競技であるマラソンと競歩が札幌で開催なら、北海道マラソンのように沿道で応援できたりと、西区手稲区でも身近で観戦や応援できるということになるかもしれませんね!
しかしながら、東京都でも早朝開催やミストシャワーの検討や、既にマラソンの暑さ対策に備えて遮熱舗装も整備済であることや、経済効果を考えると東京都や大会組織委員会が反対をするのは明白ですね・・。
また、オリンピックの歴史において開催地と違う土地での協議開催というのは、今までにないそうです。
今回、IOCが何故今頃になって札幌開催の検討に入ったのでしょうか?
それは、9月にドーハで開催された世界選手権において、暑さ対策でマラソンの競技開始を深夜23:59、競歩を23:30という深夜のスタートにしたにもかかわらず、気温30度越え、湿度70%以上で棄権者が続出。
完走者は60%、ゴールした選手や監督からも「地獄だった」「死人が出たらどうするんだ」という声が続出しました。
NHKの大河ドラマ「いだてん」でも、主人公の金栗四三と交流があったポルトガル人マラソン選手ラザロが、40度という猛暑の中開催されたオリンピックマラソン競技で脱水症状を起こして倒れ死亡し、金栗も熱中症で途中棄権となったシーンがありましたね。
それだけ猛暑の中のマラソン競技は危険なのです。
近年は札幌でも真夏は暑くなりますが、東京よりも気温・湿度はいくぶんか低くなります。
また朝晩なら少し涼しくなりますので、早朝スタートなら気温は20度台。
だいぶ涼しくなりますよね。
東京オリンピックまで、既に1年を切っています。
もし仮に札幌で開催されたとすると、準備期間が短いことから既存の施設や実績のあるコースでの開催が現実的ではないかという声もあります。
そうなると、北海道マラソンのコースが警備上の理由などからも濃厚です。
西区・手稲区でオリンピック競技が見られるのも夢じゃないかもしれませんね。
これからの開催地変更の協議から目が離せませんね。
(なな)